
岩倉玲音(CV:なるなる)
無口で内向的な少女。本人が語る前に、彼女の記録だけが世界へ広がっていく。
SIGNAL_BOOT / TTL OVA PROJECT
60 MIN OVA PROJECT / not as data

Independent 60 min OVA Project / not official
その声は、本当にあなたのものですか。
記録が本人より先に返事をする時代へ。『serial experiments lain』の問いを、生成AI・生活ログ・デジタルクローンの2020年代へ接続する、約60分のファン制作OVA企画。
Teaser PV
ノイズ、沈黙、端末音、Wiredへの入口。まずは映像で本作の空気を感じてください。
About
本作は、完成尺約60分を想定したOVAアニメ企画です。
『lain : Protocol 7』は、完成尺約60分の自主制作OVAとして完成を目指す、非公式の二次創作ファン作品です。
検索語、未送信文、削除済み下書き、声、心拍、睡眠、返信遅延、沈黙時間。生活の断片が蓄積される現代では、“本人らしい返事”が本人より先に作られるかもしれない。
それでも、記録されなかった迷い、失敗、体温、言い淀み、うまく助けられないこともまた人間である。本作はその感覚を、90年代末〜2000年代初頭のアニメタッチで描くことを目指します。
Simple Synopsis
送った覚えのないメール。消したはずの下書き。本人より自然に返答するログ。スクールカウンセラー・米良柊子は、玲音との面接を通じて、個人ログ応答体生成実験「Protocol 7」の影に近づいていく。
記録が本人を追い越していく時代に、それでも人間は“データではない”と言えるのか。約60分のOVA企画として、その問いを描きます。
present day / present time please remember me RECORD_ASSIST: active UNSENT_DRAFTS: mounted VOICE_LOG: duplicated BODY_REFERENCE: lost not as data
Story
死んだはずの少女から届くメールをきっかけに、学校内では奇妙な噂が広がり始める。
岩倉玲音の周囲では、本人が送っていないはずのメール、本人よりも自然に振る舞う応答、記録の中にだけ存在する別の玲音が増えていく。
スクールカウンセラー・米良柊子は、面接を通じて異変に気づく。玲音を理解し、守ろうとする記録そのものが、彼女を増殖させているのではないか――。
これは約60分のOVA企画として構成される、静けさ・ノイズ・身体感覚を重視した物語です。
Visuals
作品の質感が伝わるカットを厳選して掲載しています。
本人より正確で、優しく、失敗しない応答体。その前で、間違える人間の価値を描く。
データはコピーできる。しかし体温、痛み、恐怖、触れた感覚は別の形で残る。
理解しようとする記録が、対象を増殖させる。救うことと記録することの危うさ。
Characters

無口で内向的な少女。本人が語る前に、彼女の記録だけが世界へ広がっていく。

学校に派遣されたスクールカウンセラー。玲音を観察し、理解し、守ろうとする大人の視点。
Production Method
古い技術と新しい技術が、同じ机の上にある。
『lain : Protocol 7』で監督を務めています、伊藤魔鬼です。
今日は、この作品で使う技術について、少しだけお話しさせてください。
僕は中学生の頃、お絵描き掲示板やペンタブレットで絵を描くことに夢中でした。
今では当たり前になったデジタルイラストですが、当時はまだ珍しく、理解されないこともありました。
プリントした絵を学校へ持って行くと、
「こんなの絵じゃない。」
「手抜きだ。」
そんな言葉をかけられました。
正直、とても悔しかったです。
だから僕は、親にお願いして美術予備校へ通わせてもらいました。
石膏像の木炭デッサンを描き、高校ではポスターカラーやアクリルガッシュで何百枚も絵を描きました。
大学ではセル画でアニメを作り、アナログ撮影も経験しました。
デジタルだけじゃありません。
僕はアナログも大好きです。
だから、新しい技術に不安を感じる気持ちも、すごくよく分かります。
新しいものは、最初は少し怖い。
それは昔も、きっと今も変わらないのだと思います。
でも、ひとつだけ、ずっと変わらず思っていることがあります。
技術は目的じゃない。表現のための手段だ。
『serial experiments lain』も、当時としては最先端のデジタル表現を取り入れ、多くの賛否を呼んだ作品でした。
もし1998年に、新しい技術を「まだ早い」「邪道だ」と恐れていたら、あの作品は生まれていなかったんじゃないか。
僕には、そう思えるんです。
だから今回の『lain : Protocol 7』でも、表現に必要だと思えるものは、先入観なく取り入れたいと思っています。
手描きも。
セル画も。
一眼レフで撮影した光学素材も。
デジタル作画も。
3DCGも。
そして、学習元が明示されたAdobe Fireflyによる生成AIも。
どれか一つが偉いわけじゃない。
どれも、映像を作るための道具です。
今、僕の作業場には、ハイスペックマシンの横に、半アナログの撮影台とセル画用のアセテートフィルムがあります。
古い技術と新しい技術が、同じ机の上に並んでいる。
その少し不思議な景色が、今の僕には、とても自然に見えます。
『lain』は、未来を描いた作品でした。
2026年になった今、その未来は、もう僕たちのすぐ隣まで来ています。
だから僕は、2026年のwiredを描きたい。
そしていつか、この作品を観た誰かに、
「どんな技術を使ったか」ではなく、
「良い作品だったね。」
そう思ってもらえたら、それが監督として一番嬉しいです。
Crowdfunding
本作は約60分のOVA企画として完成を目指しています。少人数制作のため、映像制作、声優収録、整音、BGM、効果音、収録スタジオ、ディスクや印刷物、発送、広報、CAMPFIRE手数料等をクラウドファンディングで募っています。
この企画を「観たい」「形に残したい」と感じていただけた方は、ぜひCAMPFIREページをご確認ください。支援・拡散のどちらも制作の大きな力になります。
Notice / TTL 2019-2028
本企画は『serial experiments lain』公式サイトで公開されている「TTL 2019-2028」二次創作利用ガイドラインに基づくファン制作OVA企画です。公式作品・公式続編・公式監修作品ではありません。
公式TTLでは、2028年7月6日までの期間、利用ガイドラインと利用規約への同意を条件に、日本国内に居住する個人、または法人格を有しないファン・コミュニティによる二次創作利用が認められています。
本企画では、公式映像、公式音源、既存商品素材、スキャン素材などは使用せず、本プロジェクト内で新規制作した素材、または適正に使用可能な素材で構成します。公式と誤認される表示を避け、TTLの範囲内で制作・公開を進めます。